無用庵

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読書

これでいいのだ 怠けの哲学 

<これでいいのだ 怠けの哲学>
トム・ホジキンソン著
小川敏子訳
ビレッジブックス


「家にいるのは新しい形の外出である。」
・・・・・・・・・
家にいればよけいな肉体活動をしなくてすむ。したくをして家を出てどこかに行く、という行為は煩わしく、費用もかかる、行った先で催しに参加し、その後はふたたび帰宅という煩わしい作業に耐えなくてはならない。しかも、費用がかかる。家にいれば、これをすべてパスできる。
・・・・・・・・・
人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだということである。
(午後9時 ひきこもる)



本屋に行けば自己啓発の本がぎっしり並んでいる。それぞれの実践理論にしたがえば、世俗的な願望も精神的な願望もすべて満たされるらしい。仕事も人間関係も家族関係も絶好調になれるらしい。七日間で人生が変わるらしい。だが、あたらしいライフスタイルに替えるということは、つまりルールを取り替えるだけのことだ。「~主義」が、べつの「~主義」に取って代わられるだけ。それでは困るのだ。知性、身体、精神、どんな分野でもあたらしい指導者は続々とあらわれる。・・・・
真実を求めるあわれで孤独な人々をつかまえようと手ぐすねを引いている。あなたの悩みを解決しますよ、と語りかけてくる。だが、どれを選んだとしても、要するに費用を払い古いルールを捨ててあたらしいルールを取り入れるだけのことだ。理屈をいっさい捨ててしまわない限り、何も解決しない。
・・・・・・・
ルールなどいっさい、無縁で暮らしたい、ルールがあったとしても自分のつくったものだけに限定して生きていたい。それが怠け者の願いである。
・・・・・
手軽に瞑想できる方法。
ただ宙を見つめること、丘を歩く、たき火のそばに座る、目を閉じて音楽を聴く、釣りをする、煙草を吸う、長時間の車の運転・・・
(午前4時 瞑想)



科学技術は負担を軽くしてくれるどころではなかった。省力化のための機械は、僕たちを少しも楽にはしてくれなかった。
・・・・・・
僕はぜひとも科学者のみなさんにお願いしたい。僕たちの力になっていただきたい。そして僕たちを楽にしてくれない機械を発明するのはやめていただきたい。経営者にもお願いしておきたい。従業員をどうか眠らせてあげてください。そして読者のみなさんにもお願いを。強力な眠気には敬意を表し、おとなしくしたがいましょう。
(午前5時 眠る)



フランスでは1990年代に時の社会主義政権が、法定労働時間を週35時間に制限した。おかげで長い週末や、海への遠出が可能になった。生産性が落ち込んだなんて話は聞かない。これにより雇用創出が実現した。しかし、2002年に右翼政権があらたに誕生すると、週35時間労働は廃止された。これは、つまり、法律では根本的な解決はできないということだ。政権が交替すればいともかんたんに覆ってしまうということだ。・・・・・・
ひとつ解決法があるとしたら、それはピークをはずしたライフスタイルを選択する道だ。休暇を9月に取る、普通の人とは違う時間帯に働く、平日に旅行する、金曜日と土曜日には家にいる。まあ、人生には流れに乗ったほうがよいことも多々あるが、こと移動と休暇にかぎって言えば、流れにさからうほうがずっと得をする。・・・・・・
さらに合理的な解決方法がある。休日という考えをきれいさっぱりすててしまうのだ。そして仕事イコール人生だと思えば、それが可能になる。ほんとうの怠け者であれば、逃げ出すほどの重労働なんかしていないはずだ。もしも、仕事そのものが楽しいのであれば、逃げ出す理由など、どこにもない。
(午前6時 休暇)



夢はお金で買えるものじゃない。夢とは自分でかなえるもの。夢をかなえるとは上質な人生を自分でつくることであり、それは想像力の仕事なのだ。
(午前7時 夢)

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